BMW Group Classicは、2020年のGP Ice Raceに初参戦し、オーストリア・ツェル・アム・ゼーの氷上コースで伝説のBMW M3を披露した。2月1日・2日に開催されたこのイベントには、数々のクラシックレーシングカーが集結。その中でもBMW M3は際立った存在感を放った。
初代BMW M3は、輝かしいモータースポーツの歴史を誇る。1988年と1989年のヨーロッパ・ツーリングカー・ヒルクライム選手権でフランシス・ドジエールの手によって優勝を飾った後、ラリー仕様に改造され、フランスラリー選手権でもパトリック・アルトルのドライブで好成績を収めた。
今回のGP Ice Raceでは、地元ザルツブルク出身のDTMドライバー、フィリップ・エングがBMW M3を操り、氷上を華麗に疾走。観客を魅了し、M3が持つレーシングDNAを存分に発揮した。
モータースポーツの歴史と実績を兼ね備えたBMW M3は、ツェル・アム・ゼーの氷上でもその名を轟かせ、改めてその存在感を示した。