最新OCTAカラーを纏う「クラシック・ディフェンダー V8」

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ディフェンダー OCTAの美学を受け継ぐ、クラシック・ディフェンダー V8

Land Rover Classicは、クラシック・ディフェンダーの公式レストアおよびカスタマイズを担う存在である。同社は今回、最新モデルであるディフェンダー OCTAのカラーおよびトリムの組み合わせを、クラシック・ディフェンダー V8で再現できることを発表した(2025年12月10日)。ディフェンダー OCTAは、ディフェンダー4×4ファミリーの中でも究極のパフォーマンスを誇るフラッグシップであり、その美学と存在感をクラシックモデルへと昇華させる試みである。

OCTAに着想を得た新色とボディバリエーション

クラシック・ディフェンダー V8は、90/110ステーションワゴン、ならびに90ソフトトップのボディスタイルで提供される。今回新たに追加されたエクステリアカラーは、OCTA専用のペトラ・カッパー、ファロー・グリーン、サルガッソ・ブルーに加え、OCTAブラックから着想を得たナルヴィック・ブラック、そしてパタゴニア・ホワイトの5色である。従来より設定されているボラスコ・グレー、カルパチアン・グレー、シャラント・グレーも引き続き選択可能だ。

300時間を費やすペイント工程とサテンフィニッシュ

各クラシック・ディフェンダー V8は、下地処理から色合わせ、最終研磨に至るまで約300時間をペイント工程に費やす。すべてのカラーはグロス仕上げに加え、ディフェンダー OCTAのマット・プロテクティブ・フィルムに調和する専用サテン仕上げも選択できる。

OCTAと呼応する新インテリアオプション

インテリアにおいても、ディフェンダー OCTAと連動した新たな選択肢が初めて導入された。軽量なUltrafabrics™ PUはカーキグリーン、ライトクラウド、ルナーの3色を用意し、加えてバーント・シエナのセミアニリンレザー、OCTAブラックに対応するエボニーレザーも設定される。手作業で仕立てられるヒーター付きレカロ製スポーツシートを選択でき、ステアリング、シフトレバー、ダッシュボード、天井、ドアトリムに至るまで、カラー配置の細部をデザインチームと共に作り上げることが可能である。

V8パフォーマンスと専用装備

クラシック・ディフェンダー V8は、2012〜2016年式のドナービークルをベースに、フルレストアと再設計を施し、405PSを発揮する5.0リッターV8エンジンを搭載する。8速ZFオートマチックトランスミッション、専用サスペンション、改良型ステアリング、強化ブレーキにより、圧倒的なパフォーマンスと洗練されたドライビング体験を実現する。

価格とLand Rover Classicの哲学

クラシック・ディフェンダー V8の価格は19万ポンドから(税別)となり、1年間・走行距離無制限の保証が付帯する。Land Rover Classicは、真正性とクラフツマンシップを重視し、クラシック・ランドローバーの価値を未来へと受け継ぐ存在である。