ジャンプスターターの車載は危険?車内保管で知っておくべきポイント

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近年は、バッテリー上がり対策としてジャンプスターターを車載するドライバーが増えている。しかし、便利な一方で誤った車内保管は危険につながる可能性がある。本記事では、ジャンプスターターを安全に保管し、必要な時に正しく使うためのポイントを解説する。


ジャンプスターターを車載するメリット

ジャンプスターターは、バッテリー上がりの際に自力でエンジン始動が可能なポータブル電源である。
近年では軽量かつコンパクトなモデルが増え、車載しても場所を取らない点が高く評価されている。

  • 緊急時に即利用できる
    他車の助けを必要とせず、ロードサービス待ちの時間を短縮できる。
  • スマートフォンなどのデバイス充電にも対応
    モバイルバッテリーとして使用できるため、アウトドアや災害時にも活躍する。

車内保管が危険といわれる理由

ジャンプスターターを車載する際、特に注意すべきは高温・低温環境である。誤った保管は事故や故障の原因となる。

高温によるリチウムイオン電池の劣化と発火リスク

多くのジャンプスターターはリチウムイオン電池を搭載している。この電池は直射日光や高温環境に弱く、炎天下の車内は60℃以上に達することもある
これにより、

  • 膨張
  • 性能劣化
  • 最悪の場合、発火

といった危険性がある。

低温による出力低下

冬場の車内は気温が氷点下になることもあり、ジャンプスターターの出力が低下する場合がある。
緊急時に性能を発揮できず、エンジン始動ができないケースもある。


安全にジャンプスターターを車載・保管する方法

1. 直射日光を避ける位置に保管する

グローブボックスやシート下など、温度変化が比較的少ない場所が適している。

2. 真夏・真冬は持ち歩かず屋内保管を心がける

気温が極端に高い・低い季節は、日常的に車載しない方が安全である。
必要なドライブや長距離移動時のみ持ち込むことを推奨する。

3. 定期的に充電状態をチェックする

ジャンプスターターは長期間放置すると自然放電が起こる。
月に1回程度の充電でバッテリーを良好に保てる。

4. 耐熱・耐衝撃ケースに収納する

メーカー純正のケースや耐熱素材のポーチに入れることで、衝撃吸収や温度上昇の抑制に役立つ。


まとめ:車載は便利だが、車内保管には注意が必要

ジャンプスターターは非常に便利なアイテムである一方、誤った車内保管は危険を伴う。
とくに高温・低温環境での車載はリスクが大きいため、保管場所や季節に応じた使い分けが重要である。

正しい知識を持ち、安全にジャンプスターターを活用することで、万が一のバッテリー上がりにも安心して対応できる。


車内保管が可能なおすすめジャンプスターター

以下にて紹介するジャンプスターターは、内蔵バッテリー非搭載のため、事前充電不要で車内保管が可能なモデルだ。

1. THANKO サンコー スーパーキャパシタ
  • 参考価格: ¥19,800
  • 最大出力: 375A
  • 対応車種: 12V車、ガソリン車5000ccまで、ディーゼル車2500ccまで
  • サイズ : 110mm×245mm×50mm
  • 主な特徴: リチウムイオン電池なしで事前充電不要、車内保管ができる高安全性のジャンプスターター。
2. BAL 大橋産業 No.2711 
  • 参考価格: ¥27,940
  • 最大出力: 850A
  • 対応車種: 12V車、ガソリン車6000ccまで、ディーゼル車2800ccまで
  • サイズ : 108mm×188mm×127mm
  • 主な特徴: 弱ったバッテリーの電力を使ってエンジン始動 。バッテリーレスで安心・安全、充放電に対して安定した性能を発揮する大容量のコンデンサを使用。防水、防塵設計(IEC規格IP65適合)。

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