2026年1月、ブリュッセル・モーターショーにおいて、アルファロメオは「Giulia Quadrifoglio Luna Rossa(ジュリア・クアドリフォリオ・ルナ・ロッサ)」を世界初公開した。本モデルは、世界限定わずか10台のみが生産され、すでに完売している特別なスペシャルシリーズである。
ルナ・ロッサとのパートナーシップから生まれた初の成果であり、イタリアの卓越した技術、極限のパフォーマンス、そして絶対的な希少性を融合させた、史上最もエクストリームなクアドリフォリオである。
BOTTEGAFUORISERIEが体現する、究極のイタリアン・マニフェスト
Giulia Quadrifoglio Luna Rossaは、アルファロメオとマセラティが共同で展開する新たな創造の中枢「BOTTEGAFUORISERIE」ユニバースの一環として開発された。カッシーノ工場で生産された後、イタリア国内の熟練パートナーとともに、職人的なプロセスによって仕上げられている。
単なるスポンサーモデルではなく、エンジニアリング、素材研究、そして美学において共鳴する二つのイタリアン・アイコンが到達した、一つの完成形である。
極限性能を実現する、史上最強の空力パッケージ
本モデル最大の特徴は、専用設計されたカーボンファイバー製エアロダイナミクスキットにある。フロントバンパーのサイドアペンデージ、アンダーボディのプロファイル、サイドスカート、そして象徴的なリアウイングによって、量産型比で最大5倍のダウンフォースを発生させる。
空力効率は極めて高く、300km/h走行時には約140kgものダウンフォースを記録しながら、最高速度300km/hを維持することを可能としている。ダウンフォース配分は前後40:60と最適化され、走行安定性とドライビングプレシジョンを大幅に向上させている。
520ps V6が生み出す、機械と情熱の完全なる融合
ボンネットの下には、アルファロメオを象徴する2.9リッターV6ツインターボエンジンが搭載され、最高出力は520psを誇る。機械式リミテッドスリップデファレンシャルと組み合わされることで、卓越したトラクション性能とコーナリングスピードを実現している。
空力、シャシー、パワートレインが高度に調和したことで、Giulia Quadrifoglio Luna Rossaは、単なる高性能セダンを超えた存在へと昇華した。
ルナ・ロッサの美学を宿す、唯一無二のデザイン

エクステリアは、第37回アメリカズカップに参戦したAC75艇「Luna Rossa」の船体から着想を得た、イリディセント塗装が施される。金属的な深みを持つボディカラーに、赤いサイドバンドと「Luna Rossa」のロゴが組み合わされ、比類なき存在感を放つ。
アルファロメオのエンブレムは、ブランド史上初となる赤地仕様を採用。ルーフやミラーキャップ、シールドにはビジブルカーボンが用いられ、19インチホイールもインテリアと呼応するレッドカラーで仕上げられている。
セーリングの魂を宿す、特別なインテリア
インテリアには、ルナ・ロッサのクルーが使用するPFD(個人用浮力具)から着想を得た専用デザインのSparco製シートを装備。ダッシュボードには、実際のルナ・ロッサのセイル素材が薄膜加工され、唯一無二のディテールとして組み込まれている。
カーボンファイバー製トリムやシートシェルに配された「Luna Rossa」ロゴが、このクルマを真のコレクターズアイテムたらしめている。
アルファロメオとルナ・ロッサ、次なる頂点へ
アルファロメオは2025年6月10日、ルナ・ロッサとの公式パートナーシップを発表した。両者は、史上初めてイタリアで開催される第38回アメリカズカップ(ナポリ湾)に向け、ともに挑戦を続けている。
Giulia Quadrifoglio Luna Rossaは、その象徴であり、情熱、技術、そして挑戦の精神が結晶した、アルファロメオ・スペシャルシリーズの頂点である。















