世界的ブレーキメーカーのブレンボが「Turning Energy into Inspiration（エネルギーをインスピレーションに変える）」というビジョンをデジタルアートを通して実現するため、アート、テクノロジー、デザインの融合により、動力とエネルギーの変換にインスパイアされた特別な体験を提供するイベント。
この特別なイベントでは、オーストラリア出身のアーティスト、Aymeric（アイメリック）がブレンボのために特別に制作した3つのデジタルアート作品からなる新しい芸術作品が展示され、来場者には、限定発行されたNFTがプレゼントされる。美しさとイノベーションを追求するブレンボの情熱、新たなインスピレーション、モビリティの未来とデジタルアートを体感するイベントとなった。
展覧会は、東京にあるイタリア大使館で2022年10月21日に、東京、三田にあるブレンボジャパン本社で10月23日-25日に開催された。
エネルギーをインスピレーションに変えるために、アイメリックは3つの無限にループするデジタルアート作品を発表した。3幕に分かれた劇のように、これらの魅惑的なオブジェクトは、創造的なエネルギーとインスピレーションの分野における形而上学的な旅を提案する。このシリーズは、ダイナミックでハイブリッドなマシンをメタファーとして使い、アーティストの創作活動の根底にある時間のかかる、生成的な努力に疑問を投げかけている。
ブレンボの企業ビジョン「エネルギーをインスピレーションに変える」に触発されたアイメリックは、まるで物理学の公式であるかのように、文章の3つの構成要素を分割した。「無」から「有」を生み出すことをイメージしたシリーズの各作品は、モットーの3つの要素であるエネルギー、変換、インスピレーションを再想像し、その抽象的なコンセプトは、「ライフ・オブ・ゼット」「コンバージョン・オブ・X、Y、Z」「バース・オブ・III」という、有機物と無機物が共存する、進化し続けるハイテク・オブジェとして具現化されている。
これらの作品は、自動車、コンピュータハードウェア、自然の要素などの部品を無秩序に配置した複雑なデジタル彫刻で、調和、安定、バランスというテーマを体現している。アイメリックは、現代美術の彫刻作品、デジタルアート、人工知能から影響を受け、これらの作品は、徐々にダイナミズムのある機械へと変化し、最終的には彼のビジョンであるインスピレーション、つまりどんな環境からも開花できる、進化し続ける抽象的な概念を生み出すに至る。
安藤忠雄によって作られた現実の空間からインスピレーションを受けたブルータリズム様式の美術館の環境内に設置され、形と光の概念を探求するミニマリストの補完的な背景を提供している。
『Life of Zed』
『The Conversion of X, Y, and Z』
『The Birth of III』
Aymeric x Brembo
Turning energy into inspiration
