MのDNAが生んだツーリング最速モデル
BMW M3 CS Touringが、世界有数の難関サーキット「ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ」において、ツーリングモデルとして史上最速となる7分29秒490のラップタイムを記録した。この記録は、これまでのBMW M3 Touringのタイム(7分35秒060/2022年)を大幅に更新したものである。
BMW M GmbHのCEOであるフランシスクス・ファン・ミール氏は、「M3 CS Touringは開発当初から高いダイナミクス性能を備えており、今回の結果はレースのDNAと日常性を完璧に融合させた証明である」と述べた。

「One Car Solution」──究極の万能モデル
今回の記録により、BMW M3 CS Touringはミッドサイズツーリングカーとしてのベンチマークを塗り替えただけでなく、「日常とサーキットを両立させる究極の1台」としての地位を確立した。0-100km/h加速はわずか3.5秒、最高速度は300km/hに達し、550psを誇る直列6気筒エンジンを搭載。M xDriveによる四輪駆動システム、8速Mステップトロニックトランスミッション、カーボンパーツ、サーキットチューンされたシャシーなど、随所にMのこだわりが詰まっている。
BMW Mとニュルブルクリンクの深い絆
BMW Mは25年以上にわたり、ニュルブルクリンクとの強固なパートナーシップを築いてきた。その中心となるのが、開発とテストの拠点である「BMW Mテストセンター」である。BMW M PowerスタンドやBMW Mブリッジなどの象徴的なランドマークに加え、2021年には「BMW M Powerショールーム」も刷新され、聖地としての存在感を強めている。
また、BMW M Driving Experienceでは、プロの指導のもとで一般ユーザーが実際にグリーンヘルを走行する機会も提供されており、MのDNAを身をもって体験することが可能である。
ニュルブルクリンクにおけるBMW Mの輝かしい戦績
BMW Mは24時間耐久レースでも輝かしい実績を誇り、これまでに21回の総合優勝を獲得。今年はROWEレーシングが、予選17位からの驚異的な追い上げで優勝を飾り、BMW M Motorsportに新たな栄光をもたらした。