Bugatti Chiron Profilée 史上最高額の約13億7100万円で落札

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ブガッティの歴史に残る1台であり、アトリエによる最後のW16エンジン搭載車であるブガッティ・シロン・プロフィレが、9,792,500ユーロ(落札時のレートで約13億7100万円)という驚くべき価格で落札された。2023年2月1日にパリで開催されたRMサザビーズのオークションでの落札により、シロン・プロフィレはオークションで落札された新車の中で歴史上最も高価な車となった。

「プロフィレ」という名前は、ジャン・ブガッティが最初に創作したモデルのひとつ、「スープロフィレ(Surprofilée)」と呼ばれるType46の特別なモデルからインスピレーションを得たもので、より滑らかなシルエットと優雅なスイープテールを備えている。このモデルがブガッティの歴史の中で重要な位置を占めているように、シロン・プロフィレもまた、114年の歴史を持つブガッティの遺産に独自の章を刻み込んだ。

シロン・プロフィレは、シロン・ピュール・スポールと同様に、クアッドターボ8.0リッターの1,500PSのパワフルなエンジンを搭載しているが、そのデザインとディテールにおいて、極めてユニークな存在だ。車体と一体化した固定式リアウイングは、高速走行時の安定性とW16エンジンの重要な冷却を両立している。プロフィレは、インテリアにウーブン・レザー仕上げを施したシロン初のモデルで、アルジェント・アトランティックというエクステリア・カラーは、他のシロンにはない、そしてこれからもない、まったくユニークなもの。ブガッティの有名な馬蹄型グリルにインスパイアされた馬蹄型ホイールは、このクルマのためだけにデザイン、設計され、プロフィレでしか見ることのできないディテールを表現している。

シロン、W16ミストラル、ボライドの生産が完全に終了し、シロンプ・ロフィレのオークションは、伝説のW16エンジンを搭載した新しいブガッティをフランス、モルスハイムのアトリエから直接購入できる最後のチャンスとなった。

ブガッティ・オートモービルズのマネージング・ディレクター、ヘンドリック・マリノフスキは次のように述べた。「この特別な車に対する世界の自動車業界の熱意は、私たちを大いに刺激しました。入札者は、シロン・プロフィレの重要性と価値を明確に認識しており、激しい競争と、この車を歴史にしっかりと刻み込む価格での落札となりました。」

9,792,500ユーロの落札価格により、シロン プロフィレの新しいオーナーは、モルツハイムのアトリエで販売された伝説のW16パワートレインを搭載した最後のブガッティであるこの車を、自分のコレクションに加える機会を手に入れることとなった。

RMサザビーズのカー・スペシャリスト、マーカス・ゲーリッグは次のように述べた。「ブガッティとのコラボレーションにより、この特別なロットを開催できたことを光栄に思います。シロン・プロフィレの売却は、今回のオークションで最も期待された瞬間のひとつで、この車に対する世界的な関心は非常に高く、プロフィレは入札者やこのユニークな車を一目見ようと訪れた好奇心の強い観客の間で大きな注目を集めました。会場や電話では多くの入札者があり、歴史が作られた実感がありました。シロン・プロフィレの新しい所有者が、極めて特別な車を手に入れたことを祝福します。」

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