CAR

LANCIA

1991年製 ランチア・デルタHFインテグラーレ・エボルツィオーネ、希少なホモロゲーションモデルが落札 | 1991 Lancia Delta HF Integrale Evoluzione

1991年、ランチアはグループA規定に適合させるため「デルタHFインテグラーレ・エボルツィオーネ」を投入した。ワイドトレッド化や拡幅フェンダー、ボンネットベント、大型グリル、リアスポイラーといったエアロダイナミクス改良に加え、強化ブレーキ(対向2ピストンキャリパー)、補強されたサスペンション、フロントストラットタワーバー、大径ステアリングボックスなどが採用された。
AUDI

アウディ「コンセプトC」で新たなデザイン哲学を発表 | Audi Concept C

アウディは2025年9月2日、ミラノにて「Audi Concept C」を発表した。本モデルは完全電動の2シーター・スポーツカーであり、同社の新しいデザイン哲学を体現するコンセプトカーである。デザインの核心には「ラディカル・シンプリシティ(徹底した簡素化)」が据えられ、不要な要素を排し、本質のみを際立たせるアプローチが採用されている。
MERCEDES-BENZ

限定446台のみ生産された「メルセデス・ベンツ 500 GE V8 (1993)」

1993年、メルセデス・ベンツはGクラスに初めてV型8気筒エンジンを搭載した特別仕様車「500 GE V8」を発表した。生産台数は世界でわずか446台、日本国内向けは50台のみと極めて希少であり、現在ではコレクターズアイテムとして非常に高い人気を誇る。
FERRARI

フェラーリ400i(1981)、EU仕様で5速MT、走行距離1,525kmの極上の一台

1981年型フェラーリ400i(シャシーナンバー33847)が、2025年8月15〜16日に開催されたRMサザビーズ・モントレーにおいて18万4,800ドルで落札された。本車両はカタログ時点でわずか1,525km(948マイル)の走行距離を誇り、ヨーロッパ仕様かつ希少な5速マニュアルギアボックスを備える極上の一台である。
FERRARI

フェラーリ F40 LM by ミケロットが約16億円で落札 | Ferrari F40 LM by Michelotto (1993)

米国モントレーで開催されたRMサザビーズのオークションにおいて、1993年製のフェラーリ F40 LM by ミケロットが1,100万5,000ドル(約16億円)で落札された。本車両は全19台のみ製作されたうちの14台目であり、特に「GTC」仕様に仕上げられた希少な個体である。
PORSCHE

ポルシェ RUF 3.4 CR (1986)、日本に現存する希少な自然吸気モデル

1986年製のポルシェ RUF 3.4 CRが、RMサザビーズのプライベートセールにて約15万ドル(約2,200万円)で販売リストに掲載されている。本車両は千葉県に所在し、日本におけるRUF正規代理店であったイシダエンジニアリングによってコンバートされた、ドイツ市場仕様(C00)の911をベースにした希少な自然吸気モデルである。
BMW

BMW M3 CS Touring、ニュルブルクリンクでツーリング最速記録を樹立

BMW M3 CS Touringが、世界有数の難関サーキット「ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ」において、ツーリングモデルとして史上最速となる7分29秒490のラップタイムを記録した。この記録は、これまでのBMW M3 Touringのタイム(7分35秒060/2022年)を大幅に更新したものである。
PORSCHE

唯一無二のポルシェ911スピードスター Sonderwunsch(993型) – Porsche 911 Speedster Sonderwunsch

ポルシェの熱狂的なファンであり、デザイナーでもあるルカ・トラッツィ氏が、長年抱いてきた夢を実現させた。彼は「自分の理想とする911スピードスターが見つからなかったので、自ら作ることにした」と語る。その情熱が、Sonderwunsch(ソンダーヴンシュ)プログラムを通じて、唯一無二の911スピードスター(タイプ993)として結実した。
MASERATI

マセラティ「ブーメラン」時代を越えた未来派コンセプトカー | Maserati Boomerang

1972年3月9日、ジュネーブ・モーターショーでデビューを飾ったマセラティ・ブーメランは、登場から半世紀を迎えた。極端で未来的、ある意味で非合理的ながらも、美しさを体現したこのコンセプトカーは、多くのファンの記憶に深く刻まれている。デザインを手がけたのは名匠ジョルジェット・ジウジアーロ、製作はイタルデザインによるものである。
MASERATI

マセラティMCPURA – エネルギーとエレガンスの真髄を体現するスーパースポーツ

MCPURAは、2020年に登場したMC20をベースにさらなる進化を遂げたモデルである。外装デザイン、素材、内装仕上げに至るまで洗練が図られ、心臓部には変わらずマセラティ製のV6「Nettuno」エンジン(630CV)を搭載。このエンジンはF1由来のプレチャンバー燃焼システムを採用し、マセラティが独自に開発・特許取得したものである。
BENTLEY

「EXP 15」ベントレーが描く未来のラグジュアリーEVグランドツアラー | Bentley EXP 15 Design Vision Concept

2025年7月8日、ベントレーモーターズは英国クルーの新設デザインスタジオにて、次世代ラグジュアリーを体現するデザインコンセプト「EXP 15」を発表した。このコンセプトは、1930年の伝説的な「ブルートレイン」ベントレーに着想を得ながらも、完全にモダンなエレクトリック・グランドツアラーとして再解釈されたものである。
SUBARU

史上最速のスバル WRX「プロジェクト・ミッドナイト」 | WRX “Project Midnight” by Subaru Motorsports USA

スバルモータースポーツUSAは衝撃の新型マシン「Project Midnight(プロジェクト・ミッドナイト)」を初公開した。このマシンは、2020年の「Gymkhana 2020」で話題をさらった「Airslayer」をルーツに持ちつつ、よりストイックに“スピード”のみに特化して設計された最新鋭のWRXレーシングカーである。
PORSCHE

Dua Lipaとポルシェの特別な911 GT3 RSがチャリティオークションへ

世界的ポップスター、デュア・リパがモナコGPウィークエンド中にお披露目したのは、彼女自身がデザインを手がけた特別なポルシェ「911 GT3 RS」。この特別仕様車は、チャリティオークションに出品され、収益は彼女が設立した「Sunny Hill Foundation」に全額寄付される予定である。
VOLKSWAGEN

フォルクスワーゲン ポロ I ヒルクライム・レースカー (1977) | VW Polo I Hill Climb Race Car (1977)

1977年に登場した「Polo I Hill Climb Race Car」は、フォルクスワーゲン・ポロのスポーティなDNAを象徴する1台だ。拡幅されたフェンダーと車高を落としたモータースポーツ仕様のこの特別なモデルは、約20年間にわたりヒルクライムレースで活躍した実戦マシンである。
LAND ROVER

レンジローバー、2025年もウィンブルドン選手権の公式パートナーに就任 ― 英国のラグジュアリーと伝統の融合

モダン・ブリティッシュ・ラグジュアリーを体現するSUVブランド、RANGE ROVER(レンジローバー)は、昨年に引き続き2025年もウィンブルドン選手権の公式ビークル・パートナーとして大会をサポートする。
EVENT

メルセデス・ベンツ CLK GTR & C 11、伝説の競演 – FuoriConcorsoで魅せた空中舞台

イタリア・コモ湖のヴィラ・デル・グルメッロとヴィラ・スコータで開催された「FuoriConcorso」にて、メルセデス・ベンツ・クラシックは、C 11とCLK GTRという2台の伝説的マシンを中心に、まるで舞台演出のような展示で観客を圧倒した。
PORSCHE

ジャッキー・イクス、1977年ル・マンでのポルシェ936奇跡の逆転劇

977年のル・マン24時間レースは、ポルシェにとって苦難の幕開けとなった。ワークス体制で投入した3台のうち、2台が序盤でリタイア。唯一残された936-001も燃料ポンプのトラブルで9周の遅れを取り、41位まで転落した。だが、この逆境が“伝説”を生むことになる。
LAND ROVER

ランドローバー ディフェンダー、オアシス再結成ワールドツアー「Oasis Live ’25」のオフィシャル車両パートナーに

英国の伝説的バンド、OASISの待望の再結成ワールドツアー「Oasis Live ’25」に、英国発のオリジナル・アドベンチャーブランドDEFENDERがオフィシャル車両パートナーとして参加することが発表された。
VOLKSWAGEN

VW Golf I GTI Group 4 ‘Pierburg’ (1980) & Golf II GTI Group A ‘World Champion‘ (1986)

伝説のゴルフGTIたち──グループ4の栄光から世界王者へゴルフI GTI グループ4「ピアブルク」メインスポンサーの名を冠した「ピアブルク」ことゴルフI GTIは、当初は2バルブ仕様のGTIエンジンをベースにチューニングされていた。1980年、ペール・エクルンドとハンス・シルヴァンの名コンビによって数々のラリー競技(グループ2)で好成績を収め、一躍その名を轟かせた。
FERRARI

“550 GTC”という名の証明:フェラーリが生んだGTレース復活の原点

モダン・フェラーリのGTマシンの中でも、「550 GTC」は特異な存在である。その中でもシャシーナンバー「2102」は特別だ。フェラーリが公式にN.Technologyに委託して製作させたわずか2台のうちの1台であり、真のワークス由来のGTカーと呼べる存在だ。