マイアミの名門イベント「ModaMiami」が再びクラシックカーファンの注目を集め、メルセデス・ベンツがその中心的存在となった。歴史的なコーラル・ゲーブルズのビルトモア・ホテルを舞台に、1955年の伝説的なメルセデス・ベンツ 300 SLRやSLRマクラーレン「スターリング・モス」(Z 199)など、ブランドの象徴的なクラシックカーと最新モデルが展示された。この展示を通じて、メルセデス・ベンツは世界で最も価値のあるクラシックカーブランドとしての地位を改めて証明した。
モータースポーツの伝説へのオマージュ
本イベントでは、メルセデス・ベンツが1955年に達成した2つの世界選手権—ファン・マヌエル・ファンジオが獲得したF1タイトルと、300 SLRによるスポーツカー世界選手権—が称えられた。マイアミの「ザ・コンクール・クラブ」では、オリジナルの300 SLRとSLRマクラーレン「スターリング・モス」が披露され、1955年のミッレミリアでの伝説的な勝利に敬意を表した。
歴史的なオークション記録
本イベントの意義をさらに高めたのが、メルセデス・ベンツ 300 SLRの驚異的な価値を証明する最近のオークションである。W 196 Rシルバーアローが5,115万5,000ユーロで落札され、史上最も高額で売却されたグランプリレーシングカーとなった。これは、1億3,500万ユーロで販売されたメルセデス・ベンツ 300 SLR「ウーレンハウト・クーペ」に次ぐ歴史的な高額取引となった。
MANUFAKTURによる究極のカスタマイズ
メルセデス・ベンツは、MANUFAKTURプログラムを通じて、高級車のパーソナライズの最高峰を披露した。特に、シルバーメタリックのメルセデス-AMG GT 63 S E パフォーマンスや、ハイパーブルーマグノのメルセデス-AMG G 63が、その卓越したカスタマイズ性を象徴するモデルとして注目を集めた。
ModaMiamiの拡大する影響力
ModaMiamiは、クラシックカーの世界において新たな焦点を作り出し、オークション、美食、ライブエンターテイメントを融合させることで、より多くの若い世代にもアピールしている。クラシックカーの魅力を次世代へと継承することを目的としたこのイベントは、北米のクラシックカーシーンにおいてますます重要な存在となっている。
