Rolls-Royce Manchester Ghost

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ロールス・ロイス マンチェスター・ゴーストは、マンチェスターとロールス・ロイスの歴史的なつながりを記念して、マンチェスターのためにデザインされたビスポーク・モデルで、2023年4月14日に発表された。

ロールス・ロイス誕生のきっかけとなったのは1904年5月4日、創業者のチャールズ・ロールズとヘンリー・ロイスがマンチェスターの中心部にあるミッドランド・ホテルで初めて出会い、「世界一の自動車」を作ることに合意したことであった。

この車の大きなインスピレーションの源となっているのは、マンチェスターの最も有名なシンボルのひとつであり、150年以上にわたってこの街のエンブレムとなっているマンチェスター・ビー(MANCHESTER BEE)で、このシンボルはマンチェスターの人々の強い労働意欲と、この街が活動の場であることを象徴している。

エクステリアには、Cピラーにこのマンチェスター・ビーにインスパイアされたモチーフがターコイズで表現されており、インテリアでは、フロントとリアシートのインサートに刺繍されている。

マンチェスター・ゴーストの伝統的なシルバーの外装には、ターコイズ色のコーチラインで現代的なアクセントを加え、ピンストライプのホイールセンターキャップもターコイズカラーで統一され、同じ色調のブレーキキャリパーがエレガントにエクステリアを仕上げている。

ダッシュボードには、1万個のドットがレーザーで刻まれた特別なイルミネーションがデザインされ、上空から見たマンチェスターの風景を表現している。イルミネーションで最も大きなドットは、20世紀初頭にマンチェスターの2人の創業者が初めて出会ったミッドランド・ホテルの場所を表す。イルミネーションは、トニー・ウォルシュの詩「This is the Place」のタイトルにちなんだもので、マンチェスターの街への感傷的な賛辞が込められている。

リアシートセンターには同色の糸で、マンチェスターのランドマークとなる場所がに刺繍され、ヘッドライナーには、2004年にマンチェスター大学の2人の教授によって発見された、軽量で強く柔軟な素材「グラフェン」の格子からインスピレーションを得たパターンが描かれている。

ライトアップされたトレッドプレートは、マンチェスターの略称である「MCR」がバイナリーで刻まれており、これは、1948年6月21日にマンチェスター大学で稼働した世界初のプログラム保存型電子デジタルコンピュータ「マンチェスター・ベビー」へのオマージュとなっている。