2026年にキャデラックF1チームのドライバーとして復帰することが決まったフィンランド出身のバルテリ・ボッタス。彼はこれまでに培った豊富な経験と実績を武器に、アメリカブランドのF1挑戦を支えることになる。
メルセデスでの黄金期
ボッタスは2013年にウィリアムズからF1デビューを果たし、2017年にはメルセデスへ加入。そこから5シーズンにわたりルイス・ハミルトンのチームメイトとして活躍した。
特に2017年から2021年まで、メルセデスがコンストラクターズチャンピオンシップを連覇する上で大きな役割を担った。安定した速さと戦略的な走りは、チームの黄金時代を支える柱となった。
通算成績
- F1デビュー:2013年(ウィリアムズ)
- 出走数:246戦
- 優勝数:10勝
- 表彰台:67回
- ポールポジション:20回
- ファステストラップ:19回
- 最高位シーズンランキング:2位(2019年、2020年)
これらの記録は、彼がトップチームで安定して結果を残してきた証であり、経験値の高さを物語る。
キャデラックでの期待
2022年以降はアルファロメオ(ザウバー)に在籍し、2024年にはメルセデスのリザーブドライバーとして活動していたボッタス。2026年、キャデラックという新たな舞台での挑戦は、彼のキャリアにおいて特別な意味を持つ。
本人は「ゼロからチームを築き上げる機会は滅多にない。キャデラックはアメリカの象徴的ブランドであり、その歴史にF1という新たな章を加えることは非常に特別だ」と語っている。
ベテランとしての冷静さとレースクラフト、そして10度の優勝を経験した勝負強さ。ボッタスの存在は、キャデラックF1チームの立ち上げにおいて欠かせない要素となるだろう。
A decorated career so far for @ValtteriBottas 👀
— Formula 1 (@F1) August 26, 2025
He adds a new chapter from next season with Cadillac! 💪#F1 pic.twitter.com/vCQ6WCN7vd