Auer Gruppe GmbHがカスタムしたR nineT Beemerは、1960年代から1970年代を彷彿とさせる印象的なガルフレーシングのカラーリングが一際目を引くカスタムバイクだ。販売コンサルタントのマキシミリアン・ミヒャエル・ヴァルデンがデザインし、ベルント・ヴェスレとダリオ・ガットー率いる熟練チームが命を吹き込んだこのバイクは、マットブルー、グロスオレンジ、ホワイトのアクセントで注目を集める。このプロジェクトでは、約20時間に及ぶ入念な作業が行われ、一流のコンポーネントを惜しみなく使用した。
スポーク・ホイールは純正に忠実だが、シートはKönigherzの特注で、ダイヤモンド・キルティング・パターンの豪華なレザーとアルカンターラを使用。エグゾーストのスペシャリストであるハットテックは、ハイマウント・エグゾースト・システムをカスタマイズし、スタイルとパフォーマンスの両方を向上させた。K&Nエアフィルターダミー、ミニターン・インジケーターを備えた洗練されたリア・デザイン、サイド・ナンバープレート・ホルダーなど、特筆すべき改良が施されている。ハンドルバーエンドミラーは、ミラーガラスがないものの、ターンシグナルを内蔵しており、このバイクの流線型の外観に貢献している。
ACシュニッツァーのアンダーカウルと、BMWのエンブレムをあしらった入念に削り出されたフューエルフィラーキャップが、R nineT Beemerの美観をさらに高めている。チームの献身とクラフツマンシップの成果は、このバイクが完成してわずか2日で新しいオーナーを見つけたことからも明らかだ。伝統にインスパイアされたデザインと現代的なパフォーマンスが融合したR nineT Beemerは、作り手の芸術性と情熱の証である。