アルファ ロメオ 新型SUV ジュニアの内装に迫る – イタリアン・エモーションが息づく革新的インテリア

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2025年6月、115年の歴史を誇るアルファ ロメオは、新型コンパクトSUV「ジュニア(Junior)」を日本市場に投入した。エクステリアの美しさや先進のパワートレインもさることながら、本モデルの真価が発揮されるのはインテリアにある。まさに“ドライバーズカー”としての哲学が細部にまで行き届いた空間は、アルファ ロメオのスポーツスピリットとイタリアン・クラフトマンシップの融合である。

レーシングDNAを宿すコックピット

ジュニアのインテリアは、ドライバーを中心に設計された“テレスコープデザイン”のコックピットを特徴とする。レーシングカーを思わせるように奥まった位置にレイアウトされたメーター類は、視認性に優れ、走りへの集中を妨げない。中央の10.25インチタッチスクリーンは高解像度で直感的な操作が可能。ホーム画面はユーザーごとにカスタマイズでき、必要な情報や機能に瞬時にアクセスできる設計となっている。


美しさと機能が両立するディテール

インストルメントパネルやエアコン吹き出し口には、8色から選択可能なアンビエントライトを装備。ナイトドライブに上質な雰囲気と高揚感を与えると同時に、インテリア全体を美しく演出する。LEDの光が、イタリア車らしい感性に満ちた空間を浮かび上がらせる。


快適性とスポーツ性を兼ね備えたシート設計

特別仕様モデル「ジュニア イブリダ スペチアーレ」には、サベルト社と共同開発されたアルカンターラスポーツシートを採用。レッドステッチとレーシングスピリットを感じさせるデザインが目を引き、優れたホールド性と快適性を兼ね備える。まさに、ドライバーとマシンを一体化させる要の装備だ。

また、他のグレードではファブリックやテクノレザーのシートを採用し、ヒーター機能やアクティブランバーサポート(運転席)も搭載。ロングドライブでも快適な着座感を提供する。


操作性を追求したセンターコンソール

センターコンソールは、乗員の操作性と快適性を最優先に設計されており、クラスの中でもやや高めの位置に配置されている。スタート&ストップボタンやDNAドライブモードセレクター、エレクトリックパーキングブレーキなど、主要なコンポーネントを直感的に操作できるレイアウトでまとめている。柔らかな素材で覆われた質感の高い仕上がりも印象的だ。

テクノロジーと利便性の融合

ジュニアのインテリアは、日常使いの利便性もしっかりと考慮されている。スマートフォンのワイヤレス充電機能をはじめ、前後席に配置されたUSBポートにより、全乗員が快適にデバイスを使用可能。スマートキーを所持していればリアバンパーに足をかざすだけで開閉可能なハンズフリー電動テールゲートも標準装備。415リットル(Ibrida)のラゲッジスペースは、コンパクトSUVとしてはクラスをリードする実用性を誇る。


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