ポルシェ・クラシック 「プロジェクト・ゴールド」
空冷エンジンを搭載した最後の911ターボの量産終了から20年後、ポルシェクラシックによって純正ボディシェルと純正交換部品をベースにして製造された、993型の911ターボ。空冷エンジンのクラシック911を現代の技術と純正パーツの融合によって生み出した、ポルシェ公式のレストモッド車両。
ボディシェルは、1998年に911ターボのオプションとして装備可能だった993ターボSの特徴的なサイドエアインテークを備えており、ボディーカラーは、2018年の991型911ターボSエクスクルーシブシリーズのデザインからインスピレーションを得て、ゴールデン・イエロー・メタリックで塗装されている。また、このボディシェルはカチオン電着塗装によって現在の量産車と同様のハイエンドのボディコーティングが施されている。
エンジンは、ポルシェクラシックのスペシャリストによって全く新しく作られた331 kW (450 PS) の3.6リッター6気筒ツインターボエンジンが組み込まれている。
ブラックのホイールは、現代のテクノロジーと職人技が融合した塗装技術によって塗装され、レーザー処理によって表出したゴールドのデザインがアクセントとなっている。ゴールドのステッチが施されたブラックレザーのシートとインテリアは、自社のインテリア加工所で手作業で取り付けられている。
2018年9月27日にラグナセカで開催された「ポルシェ・レンシュポルト・リユニオン」にて世界初公開され、2018年10月27日にポルシェエクスペリエンスセンターアトランタにて、RMサザビーズのオークションにかけられた。€ 2,589,027 の純益は、ポルシェスポーツカー70周年を記念してこの年設立されたフェリー・ポルシェ公益財団に寄付された。