新型エルグランド、2026年夏に登場 ― 日産がJapan Mobility Show 2025で先行公開

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日産のフラッグシップミニバン、新章へ

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:イヴァン・エスピノーサ)は2025年10月29日、2026年夏に発売を予定する新型「エルグランド」をJapan Mobility Show 2025にて世界初公開した。
1997年に初代が登場して以来、「エルグランド」はプレミアムミニバンという新たな市場を切り拓き、ゆとりある室内空間と高級感、そして卓越した走行性能で多くの支持を集めてきた。4代目となる新型は、その伝統を継承しながらも電動化技術とデザインの両面で大きく進化を遂げている。

ジャパンフラッグシップにふさわしい威厳あるデザイン

新型エルグランドのデザインコンセプトは「The private MAGLEV(リニアモーターカー)」。
非日常の旅へと誘う高揚感と静粛性をイメージし、スムーズかつ堂々とした佇まいを追求した。フロントグリルには日本の伝統工芸「組子」をモチーフに採用し、ボディサイドには日本庭園の“間”と“整”を感じさせる面構成を取り入れている。
エクステリアの新色「FUJI DAWN -フジドーン-」および「至極 -シゴク-」は、日本の自然と美意識を象徴する存在となっている。

プライベートラウンジのような上質なインテリア

室内は「特別なプライベートラウンジ」をテーマに設計。ドアトリムには組子を想起させるキルティングを施し、国内モデルとして初となる14.3インチの統合型インターフェースディスプレイを採用した。
また、BOSE製22スピーカープレミアムサウンドシステムや64色のアンビエントライティングが、上質で没入感のある空間を演出する。シート素材にはテーラーフィット™を用い、紫と青のコントラストが美しい「紫檀 -シタン-」カラーを採用している。

第3世代e-POWERと進化したe-4ORCEを搭載

動力源には新開発の第3世代e-POWERを搭載。発電特化型エンジン(ZR15DDTe)と「5-in-1 e-POWERパワートレインユニット」により、静粛性と燃費性能を両立させた。
さらに、電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」が進化し、前後モーターの最適制御によって、滑らかで安定した走りと上質なコーナリングを実現している。

快適性を極めるインテリジェントダイナミックサスペンション

走行シーンに応じて減衰力を制御する「インテリジェントダイナミックサスペンション」を採用。6つのドライブモードを備え、走行状況や乗員の好みに合わせた乗り味を提供する。これにより、長距離移動でも常に安定した快適性を保ち、まさに“移動するラグジュアリーリビング”を体現している。

進化した運転支援技術

高速道路での運転支援システム「プロパイロット2.0」と「プロパイロット」を搭載。新たに渋滞時のハンズオフ走行(時速50km以下)やウインカー操作による車線変更支援にも対応し、運転の安心と快適性をさらに高めている。

エルグランドが描く“次世代のプレミアム”

新型エルグランドは、日産が培ってきた電動化技術と日本的美意識を融合した新たなフラッグシップミニバンである。
ラグジュアリーと先進性を兼ね備えたその姿は、プレミアムミニバンというカテゴリーの未来を再定義する存在となるだろう。


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