日産社長イヴァン・エスピノーサの経歴・国籍・年齢

言語切り替え

2025年4月、日産自動車株式会社の代表執行役社長兼CEOに就任したイヴァン・エスピノーサ(Ivan Espinosa)は、国際的なキャリアと商品企画における深い専門性を持つ自動車業界のベテランである。出身国はメキシコで、2025年時点での年齢は46歳。

エスピノーサは、2001年にメキシコの名門校モンテレイ工科大学の機械工学部を卒業。卒業後すぐにMedios社でディレクター職に就き、2003年には自動車市場分析を行うJATOダイナミクスにてエンジニアリングアナリストを務めた。

2003年後半には日産メキシコに入社し、商品企画を中心としたキャリアをスタート。その後の20年以上にわたり、メキシコ、タイ、日本を拠点に、日産のグローバルな商品戦略、LCV(小型商用車)、モータースポーツ、NISMO部門などの要職を歴任した。

2018年に常務執行役員に昇格し、2019年には専務執行役員としてグローバル商品企画本部やプログラムマネジメントを統括。さらに2023年にはモータースポーツビジネスユニットの責任も加わり、2024年にはチーフ プランニング オフィサー(CPO)として商品企画と市場分析の全体を牽引した。

2025年4月、満を持して日産自動車のトップに就任し、同年6月には取締役にも就任。あわせて、中国合弁会社「東風汽車有限公司」の取締役も兼務している。

グローバルな視点と技術的なバックグラウンド、さらに豊富な現場経験を持つエスピノーサは、日産の次なる時代をリードする経営者として注目を集めている。


関連記事